「なんだか気分が落ち込む」
「急に不安になる」
「絶望感」
「ずっとソワソワする」
アラフォー以降になると、今までと同じように過ごしていても、気がつくと気持ちが不安定になったり、ちょっとしたことで落ち込んでいたりして、「どうして急にこんなふうになるの?」と戸惑うこともあります。
こうしたささいな変化は、心やメンタルの不調のサインかもしれません。
これらの原因をなんとなくストレスや睡眠不足、疲れているせいかな、と思う方もいるかもしれません。
もちろん、そうした要因が関係していることもありますが、こうした不調の背景には、更年期のホルモン変化が関わっていることもあります。
はじめにお伝えすると、メンタル不調の原因が更年期(女性ホルモン)由来かどうかを、はっきり見分けることは難しいとされています。
ですが、いくつかのポイントで「傾向」を見ることはできます。
更年期(ホルモン由来)のメンタル不調の特徴
更年期では、女性ホルモン(エストロゲン)のゆらぎによって、自律神経が乱れやすくなります。
そのため、次のような特徴が出やすくなります。
- ・気分の浮き沈みがある(波がある)
- ・のぼせ・発汗・動悸などの体の症状もある
- ・めまいやだるさなど、体調不良とセットで出る
- ・日によって調子が違う
体の変化と一緒に気分がゆらぐのが特徴です。
ホルモン以外(ストレス・うつなど)の可能性がある場合
一方で、更年期以外の原因(ストレスやうつ状態など)の場合は、次のような傾向があります。
- ・気分の落ち込みが長く続く
- ・朝に特につらい(明け方がしんどい)
- ・何をしても楽しいと感じにくい
- ・不安や自己否定が強くなる
- ・波が少なく、ずっとつらい状態が続く
気分の落ち込みが中心で、持続することが多いです。
見分けるときの3つのポイント
完全に見分けることは難しいですが、次の3つは参考になります。
① 体の症状があるか
のぼせや発汗、動悸などがある場合は、更年期の影響が考えられます。
② 波があるか、続くか
- 波がある → 更年期の可能性
- ずっと続く → 別の原因の可能性
③ 日常生活への影響
生活に支障が出ている場合は、原因に関わらず注意が必要です。
実際は「両方」が重なっていることも多い
大切なポイントとして、
更年期のゆらぎとストレス・うつ状態が重なっているケースは少なくありません。
そのため、
「どっちかだけ」と決めつける必要はありません。
受診を考えたほうがいいサイン
次のような場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
- ・2週間以上つらい状態が続く
- ・日常生活がしんどい
- ・眠れない・食欲がない
- ・不安や落ち込みが強い
婦人科でも心療内科でも、どちらでも相談可能です。
まとめ
更年期のメンタル不調は、ホルモンの影響だけでなく、さまざまな要因が重なって起こることが多いものです。
見分けることにこだわりすぎず、
「つらい状態をそのままにしないこと」が大切です。
なんとなくの不調も、体からのサインかもしれません。
ひとりで抱え込まず、今の自分の状態に目を向けてみてください。
無理せず、少しずつ整えていきましょう。