白髪の原因は加齢だけじゃない?女性に多い5つの理由と対策法
白髪の原因は「加齢」だけじゃない?
気づけば増えている…
40代・50代に多い「白髪」のお悩み
「白髪が増えてる…」見る度ため息が出る、そんな女性に向けて、同じように感じている方のリアルな声と主な5つの原因と対策法をわかりやすく解説します。
白髪に対するリアルな声をご紹介
なんともしづらい白髪の悩みやモヤモヤ。同じように感じている方たちの声をご紹介します。
※alalaが実施した「あらあらアンケート」の回答結果に基づく
白髪とはなんでこうなのだ!
白髪に一言!
白髪絶滅して欲しい
黒くなれ!
色んな所で白髪が無くなるとか言って何回騙された事か!?カラーリングでも流す時は黒いお湯が流れるけどドライヤーで乾かしたらしっかり白髪が主張してて…ガッカリの連続で今は何の広告も信じられないです!!
なんでそんなに元気なん!?
どうせ生えて来るなら黒で生えて欲しい。
急に増える
白髪!せっかくならば、全体的に生えてほしい。一部に偏るからグレーヘアーへの勇気が出ない。
シャンプーのたびに、なぜか抜け毛は黒髪のみ。 白髪は、なぜ抜けない? そして、なぜか白髪は艶がある(笑)
白髪はすぐ出てきますよね! 嫌な気分になります。
伸びるの早すぎ! 他の毛より早い気がするのは気のせい?
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多くの方がモヤモヤした気持ちを持っている白髪について、その原因をこの後わかりやすくお伝えします。

白髪の原因は「加齢」だけじゃない?
「白髪=年齢のせい」と思い込んでいませんか?
もちろん、年齢を重ねるにつれて白髪が増えるのは自然なこと。でも実は、白髪には加齢以外にもさまざまな原因があるのです。
たとえば、最近急に白髪が目立ってきた…という場合、ストレスや栄養不足、ホルモンバランスの乱れなどが関係していることも。まずは、髪が黒く保たれる仕組みを知ることから始めてみましょう。
白髪はなぜ黒から白になる?
「私たちの髪の色は、メラニン色素という色素細胞によって決まっています。黒髪の場合は、メラニンがしっかりと作られ、それが髪の毛に送り込まれることで黒く見えています。
では、なぜ白髪になるのでしょうか?それは、メラニンがうまく作られなくなったり、髪に届けられなくなったときに起こる現象です。メラニンがない状態で生えてくる髪は、色がつかず「白」く見えるのです。
メラニン色素と毛根の仕組み
髪の色を作り出しているのは、毛根の奥にある「毛母細胞」と、そのすぐそばにある「メラノサイト(色素を作る細胞)」です。このメラノサイトがメラニン色素を作り、毛母細胞に届けることで、黒い髪が育っていきます。
しかし、加齢やストレス、生活習慣の乱れなどが原因で、メラノサイトの働きが弱くなると、メラニンの生成が減ってしまいます。その結果、色のない髪=白髪が増えてしまうのです。
つまり、白髪は「色が抜けた」のではなく、「色が最初からついていない状態」で生えてくるというわけです。
時々見かける、途中から白髪になっている毛は、メラノサイトの働きが途中で弱まったり止まったりすることで、色素が作られなくなり白くなるものです。逆に、根元が白く毛先が黒い「まだら白髪」が見られることもあります。
女性に多い白髪の5つの原因とは?

白髪の原因は一つではなく、体の内側・外側のさまざまな要素が関係しています。ここでは特に女性に多く見られる代表的な5つの原因と、それぞれの対策法をご紹介します。

1、加齢による色素細胞の減少
年齢とともに、髪の色を作る「メラノサイト(色素を作る細胞)」の働きは徐々に低下していきます。その結果、メラニン色素が作られにくくなり、白髪が増え始めます。
対策法:
完全に防ぐことは難しいですが、抗酸化作用のある栄養素(ビタミンC・E、ポリフェノールなど)を意識的に摂ることで、細胞の老化スピードを緩やかにするサポートが期待できます。
2、ホルモンバランスの乱れ(更年期やPMS)

40代以降の女性に多いのが、女性ホルモン(エストロゲン)の減少による影響です。エストロゲンは髪のツヤや健康を保つ働きも担っており、減少すると白髪や抜け毛が目立つことがあります。
対策法:
大豆イソフラボンやエクオールなど、女性ホルモンに似た働きをもつ栄養素を取り入れるのもひとつの方法。生活習慣の見直しや適度な運動も、自律神経を整えホルモンの揺らぎを和らげます。
3、ストレス
強いストレスを受けると、自律神経やホルモンバランスが乱れ、メラニン色素の生成が一時的にストップしてしまうことがあります。実際、短期間で白髪が増えたという声も多く聞かれます。
対策法:
ストレスを取り除くこと、リラックスできる時間を日常に取り入れることが大切。深呼吸・ストレッチ・入浴など、小さなセルフケアを重ねることで、ストレスの蓄積を防ぎやすくなります。
4、栄養不足・偏った食生活

髪の成分となるたんぱく質や、メラニン生成をサポートする亜鉛・鉄分・ビタミン類が不足すると、髪の健康にも影響が出てきます。
対策法:
肉・魚・卵・大豆・緑黄色野菜などをバランスよく取り入れることが基本。忙しくて食事が乱れがちな方は、サプリメントで補うのも一案です。
5、睡眠不足や生活習慣の乱れ
睡眠中は成長ホルモンや修復機能が活発になる時間帯。慢性的な睡眠不足や不規則な生活は、頭皮や髪の健康にも影響を与えます。
対策法:
まずは“質の良い睡眠”を意識することから。就寝前のスマホ使用を控えたり、カフェインを避けたりすることで、眠りの質が改善されやすくなります。
今日からできる白髪ケアと対策法
白髪は完全に防げるものではありませんが、日々のセルフケアで進行を緩やかにしたり、髪の印象を若々しく保ったりすることは可能です。
頭皮マッサージで血行促進
頭皮の血流が滞ると、髪に必要な栄養や酸素が届きにくくなり、白髪や抜け毛の原因になることも。指の腹で優しく頭皮をほぐすようにマッサージを行うと、血行が促進され、毛根の働きがサポートされます。
おすすめタイミング:
シャンプー中やドライヤー前後に行うと習慣化しやすくなります。
食生活を見直す
白髪ケアには、髪の材料となる「たんぱく質」や、色素の生成を助ける「亜鉛」「鉄分」、抗酸化作用のある「ビタミン類」などをバランスよく摂ることが大切です。
意識したい食材:
卵、納豆、赤身の肉、魚介類、緑黄色野菜、ナッツ類など。
ストレスケア・良質な睡眠
ストレスや睡眠不足は、白髪を加速させる要因にも。できるだけ心身を休める時間を確保し、眠りの質を上げる工夫をしましょう。
セルフケア例:
就寝前のスマホ使用を控える
湯船にゆっくり浸かる
深呼吸やストレッチを取り入れる
白髪に役立つサプリ・漢方の取り入れ方
生活習慣の見直しとあわせて、不足しがちな栄養を「サプリ」で補ったり、体質に合った「漢方」を取り入れたりするのも、白髪ケアの一つの方法です。
白髪ケアにおすすめのサプリ成分
エクオール(大豆イソフラボン由来)女性ホルモンに似た働きで、ホルモンバランスのサポートに。
亜鉛・鉄・ビタミンB群メラニン色素の生成を助け、髪の土台を整えます。
アスタキサンチン・ビタミンE抗酸化成分として、細胞の老化対策にも◎。
白髪対策に使われる代表的な漢方薬
加味逍遙散(かみしょうようさん)ストレスやホルモンバランスの乱れに。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)冷え性や血行不良が気になる方に。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)体力が落ちてきた方、疲れやすい方に。
※漢方は体質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。薬剤師・医師に相談を。
白髪で受診?判断の目安とは
白髪そのものは病気ではありませんが、急に増えた・抜け毛が増えてきたなどの場合、体のサインかもしれません。
受診を考えたいケース
・数ヶ月で急に白髪が増えた
・抜け毛や頭皮のかゆみも併発している
・睡眠や食欲、気分の変動も強くなっている
上記に心当たりがある場合は、皮膚科や婦人科の受診を検討してみてください。
白髪は単なる加齢現象と思われがちですが、体や心の変化と深く関わっています。日々のケアや生活習慣を見直すことで、少しずつ変化を感じられることもあります。焦らず、自分のペースで向き合っていきましょう。白髪にイラついた時はこちらに一言書き込んでください。
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